佐田清澄のすべて

I'm your bad dream

直木賞作家さだきよ

いつの間にか裏ブログの読者が80になっていた

 

読者80人って普通にメジャーじゃねえか

 

まあそれはいい

 

 

 

 

昨日からテレビをつけっぱなしにして寝てしまっていて、起きるか寝ているかの境界線の意識の時に王様のブランチが始まったのが分かった。まだ体は寝ていたのだが、脳みそだけで王様のブランチを聞いていた。聞いていたらゲストに直木賞を受賞したばっかりの西加奈子さんが登場した。西加奈子さんは谷原章介に多分受賞の感想とか今の気持ちとかそういうありきたりなことを聞かれていて、でもそんな何十回も聞かれているであろう質問に西さんは心のこもった、魂の入った、気持ちの伝わる答えを返していた。それが寝ているか起きているのかどっちつかずのふわふわしている私の脳みそにも入ってきて、「西さん。」と思った。

 

選考委員の林真理子さんが西さんをべた褒めしていました、という声が聞こえて林さんの実際の音声が流れ始めたので、眠い意識の中でも起きなきゃ、起きなきゃと思って無理やり自分を起こして眼鏡を探したけど眼鏡が見当たらなかったのでとりあえず転がっていたテレビのリモコンを持ち上げてボリュームを2.3上げた。

 

「西さんの才能が本当にすごい。30代の若い女性が伸び伸びと書いているのが素晴らしい。これからもこういう若い女性をどんどん選びたい」みたいなことを言っていて、「林真理子さんって人のことを褒めたりもするんだ」ということと、「若い女性を選ぶなら私にもチャンスがあるかもしれない」みたいなことをやはりまだ眠い意識の中で思った。

 

「感動した」ということだけが脳に記憶として残されていて、肝心の西さんの言葉を全てはちゃんと覚えることが出来ていないのだが、「本屋に行けば良い作品は本当にたくさんあるので、ぜひ本屋に行ってそういう本と出会ってほしい」というような最後の方の言葉だけちゃんと覚えている。それを聞いて遠回しにAmazonとか電子書籍とかを批判しているのかな?とも思ったけど、気のせいかもしれないとも思った。

 

新宿にあるあの紀伊國屋に行きたくなった。