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佐田清澄のすべて

I'm your bad dream

足袋の香り 朱鷺の遊び

 

 

 

今日はまったく平凡な一日を過ごした。

 

 

米を研ぎ毛布を洗濯し

 

切替発給してもらっていたパスポートを受け取りにパスポートセンターまでトボトボ歩いた

 

 

赤い10年パスポートに載っている私の顔写真は、就活用に撮ったキメキメ写真だったのですごくリア充っぽく見える。

 

 

古い方のパスポート写真と比べてみるとその違いに恐れおののいた

 

撮影した2009年時はまだ地方在住で、田舎ヤンキーが幅を利かせている土地だったために私の眉毛もなんだか殺し屋級の薄さだ。

 

「田舎の女が都会に出てくるとこうなる」というビフォー・アフターがそこにはあった

 

 

しかしもともと都会にいる女と比べたら私なんてタワシでしかない

 

 

 

 

新しいパスポートに満足した私は本屋に寄り、様々なビジネス書を立ち読みし、賢人たちの知恵を盗めるだけ盗んだあと「魔法陣グルグル2(衛藤ヒロユキ)第一巻」と「87CLOCKERS(二ノ宮知子)第三巻」を購入した

 

 

購入後エスカレーター傍のベンチで即「87~」を読破した

 

ベンチには老人と暇そうな大学生しかいなかった

 

 

大学生を長くやっていると時間や曜日の感覚が全然分からなくなってくる

 

きっと無職になったらずっとこんな気持ちなのだろう

 

 

 

 

せわしなく足を動かすサラリーマンを横目に

私と老人たちはただただうすらぼんやりとそこに存在していた。